主に不平不満を書く日記

9割不満、1割賞賛を述べる日記です。

競馬は動物虐待になるのか?

私は全くギャンブルに興味がないが、

ふと思いついて競馬について調べた。

 

競馬のほとんどの馬は競走馬としてのテストに不合格になって

レースに出る前に食肉や肥料にされるという。

 

運よくレースに出られた馬も、

レースのプレッシャーや練習のきつさでほとんどが

慢性的胃潰瘍を患っている

と書いてあった。

 

おお…。

 

それってめっちゃブラック企業ですね。

レースで故障してそのまま殺処分ということもあるので、

人間の過労死と一緒だな…と思った。

 

食肉や肥料になるのは、別に良いと思う。

牛や豚も食べているしね。

 

苦しまずに死なせるなら、

競走馬として役に立たないからと

殺処分して肉にするのは全然問題ないと思う。

 

問題は、馬を慢性的胃潰瘍にさせてまでギャンブルに駆り出させるのが

適当かどうかということだ。

 

アヒルのレースみたいにほのぼの~な感じなら良いけど、

競馬は馬がかなりきつそうに走っている。

ていうか胃潰瘍になるってことは、精神的にきついってことじゃんね。

 

ところで、「生物は遺伝子の乗り物」みたいな言い方がある。

結局のところ、

どんな生き方であれ「子孫を残せればよい」というのが生物の考え方

みたいなやつだ。

 

アンコウのオスはメスを見つけたらメスと合体して、最後はただの生殖器だけになる。

かっこうのヒナは他の鳥のヒナを殺して他人の鳥に自分を育てさせる。

 

人間の常識から見ると、「それでいいの!?」という生き方をしている

ヤバイ生物はたくさんいる。

 

そして競馬の品種であるサラブレッド。

まあこれは人為的に作られた品種改良種であるが、

この種は、人間が競馬として利用することで繁栄している。

 

馬は肉体を提供する代わりに、

人間によって保護され弱肉強食から保護されて繁栄している。

 

巣の中でキノコを育てる蟻とキノコの関係や、

イソギンチャクを体にくっつけて外敵から守ってもらうカニとイソギンチャクの関係に

似ている。

 

そうなるとレースに出る1割ほどの馬は殺処分されるまで自然界にはない苦しみを

味わうことになるが、

「子孫繁栄」という点では勝利している。

 

もし人間が「これは馬虐待だ」としてサラブレッドを使うのをやめれば、

即座にサラブレッドは全滅するだろう。

 

なぜならサラブレッドは「早く走る為だけの馬」なので

食肉にしてもいまいちだし、

身体が強すぎて乗馬にも向かないので使い道がないからだ。

 

早く走る必要がないなら、普通の馬で良い。

 

サラブレッドはこうしていなくなる。

 

うーん。

 

競馬として人間と共生することで子孫繁栄を続ける?

それとも

「馬」自体の存続は続くから、自分たちの種はいなくなってもいいや、と思う?

 

 

馬に聞いてみたい。