Death Coming を考察する。ネタバレ注意。
Death Comingが面白い。
結末がループっぽいので、
あれは結局どういう事か自分なりの結末を考えてみる事にする。
時系列としては
1.主人公が列車事故を止めようとして列車に敷かれて死ぬ。
2.死神にスカウトされて、仕事をすれば生き返れると言われる。
3.色んなステージで「”もうすぐ死ぬ人”を積極的に殺していく」
4.生き返る。
5.生き返った先が列車事故の直前。(つまり1)
ゲームをクリアすると、結末からスタートに戻ってしまう。
ただ、クリア1回目だとその時
「列車事故を止めるか止めないか?」という選択ができる。
選択ができるだけで、その後は何もない。
ちなみに私は「止めない」を選んだ。
止めたらまたループすると思ったからだ。
統計では、43%が「止めない」、57%が「止める」だった。
だいたい半々だ。
普通だったら「止める」を選ぶだろうけど、
祖の場合前回と全く同じ展開になりそうなので
あえて「止めない」を選んだ人も多かったのだろう。
止めなければ主人公は普通に生きれたと思う。
ところで、主人公の時系列はどうなってるんだ?
主人公が積極的に殺してきた人達は、列車事故で死ぬはずだった人達だ。
主人公は命をかけて彼らを救ったのに、
死神によってせっかく生き残ったその人たちを殺す仕事をさせられたようだ。
だが、死神の仕事を終えた後の時系列は、列車事故の前だ。
つまり、主人公が殺したと思っている人達は全員まだ生きている。
じゃあ主人公がいた世界はなんだったんだろうかという事になる。
死神が作った嘘の世界だろうか。
実際に人を殺すわけではなく、ただの試練、みたいな。
でも、人を間接的に殺す仕事をしている死神が
わざわざそんな面倒な事をやるだろうか。
生き返るのを条件にしているのだから、
せめて仕事くらいはちゃんとやらせるんじゃないだろうか。
それとも死神は、
「人を殺すのってこんなに大変なんだから邪魔すんなよ」
って事を伝えたかったのだろうか。
確かに、ゲームの中では人を殺すタイミングが難しく
正直「早く死ねや!とっとと車の前に来い!」と思っていた。
あの電車のレールの上に置かれた石は、私がゲームをしていたように
死神が直前でさっと置いたトラップなのかもしれない。
本当は18コンボできるはずが、
いきなりNPCが出てきて妨害してパーフェクトならず…という展開ならば、
「てめー、俺と同じ気持ちを味わいやがれ!」
って事で、死神として仕事をさせたのかも。
その場合、一回きりじゃ気持ちは分からないだろうから
何回もやり直せるように
嘘の世界(実際には人が死なない世界=何度もやり直しができる)を作って、
ステージをクリアさせていったのかもしれない。
そして、その上であの列車事故をどうするか見てみたかったのかもしれない。
そして「止めない」を選んだ場合は、見事死神に毒されてしまったと。
生きている人間でありながら死神のような考え方になってしまい、
今後の人生が不安、みたいなオチ。
「止める」を選んだ場合は、まさしくジョジョの「人間賛歌」であり
「でも俺は人間だから、自然に体が動いて助けちゃうぜ」みたいな感じになって
主人公は死ぬけどストーリー的にはハッピーエンド、みたいなオチ。
まあその選択はプレイヤーに任せるとして
結局ゲーム的にはどっちが正解かというと、
「止める」というのが正解かと思う。
ゲームのホーム画面で「EXIT」を選ぶと、
「人生は短い、だから楽しもう!」という言葉が出る。
この「人生は短い」という言葉を見ると、
やっぱり主人公はあの後列車を止めて死んだんじゃないかとおもおもう。
主人公はまだ若そうだったしね。
このゲームは人がどんどん死んで最終的にはいなくなるゲームだから、
最後には主人公もいなくなるというオチがゲーム的には面白いと思う。
むしろ、列車事故を止めようとしたけど止められず、
主人公・乗客もろとも死んで「18+1コンボ!」となったらさらにおいしいかも。
うん、そういうオチにしよう。
ハッピーエンドは主人公が列車事故を防ぎ、主人公だけが死ぬオチ。
ノーマルエンドは主人公が列車事故を防がず主人公だけが助かるオチ。
トゥルーエンドは主人公も乗客も死ぬオチ。
うーん、いいね!
面白いから皆遊んでみてよね!
おわり。