子供の「失敗」を許さないのは大罪。
失敗って言っても、「故意に殺人」とかは許しちゃダメだけどさ。
ここでいう失敗というのは、
持ち物で失敗、料理で失敗、勉強で失敗、習い事で失敗など
何かを学ぶ上でする失敗の事だ。
子供が忘れ物をすると「忘れ物して!」
子供がテストで悪い点を取ると「悪い点とって!」と怒る親がいる。
だが、怒るというのは良くない。
子供は怒られると、怒られないように行動する。
それが「忘れ物をしないようにする」「テストでいい点をとるようにする」
という方向に行けば問題ないが、
多くの場合子供は短絡的な生き物なので
その場しのぎしかしない。
そこで怒られないように
「ごまかす」「嘘をつく」という方法を覚える。
これを覚えた子供は今後も似たような困難があると、
このような方法で乗り越えようとする。
だが、それが社会で通用するだろうか?
しばらくは通用するかもしれないが、
それでは周りからの信頼は得られないしいつか大きな失敗をする。
だから親がしなくてはいけないのは、
怒るのではなく、「対処法を教える事」だ。
その子が今後失敗しないようになる対処法が必ずある。
それを、子供の内に子供と一緒に見つける事こそ親の役目だ。
親が怒って子供がホイホイ言う事を聞くなら、親なんていらない。
学校の先生だけで事足りる。
大人だって、新社会人がすぐに役に立つかと言えばそうではない。
その会社での仕事のやり方を先輩が教えて、何年かしてやっと使い物になってくる。
子供ならなおさらだ。
失敗したから怒鳴りつける、はブラック企業と一緒だ。
いつか子供は社会人が過労死するみたいに自発的に死ぬ。
怒るのはやめよう。
おわり。