食品にかかるお金は、単体じゃなくて段階で比べると幸せになれるかも。
スーパーで売られているカフェオレ。
スタバみたいなカップに入った奴だと150円くらい。
でもペットボトルだと88円くらいのがある。
逆に、コンビニで自分で入れる奴だと210円くらいする。
スタバ系のカップやペットボトルと比べると、
コンビニのカフェオレは200円超えているので「少し高い感」がある。
でも、喫茶店で店員に作ってもらうカフェオレは、400円~600円ぐらいする。
それに比べると、「少し高い感」があるコンビニのカフェオレは半額だ。
それだと、「お!コンビニがんばってるね!」ってなるよね。
つまりさ、食品を買う時って、似たような境遇の商品を比べるんじゃなくて、
例えば「自分で買うカフェオレ」→「店員に作ってもらうカフェオレ」のように、
「ひとつ上の段階の食品」と比べたらどうでしょうという事です。
10円安い、20円安いじゃなくて、「喫茶店で店員に作ってもらうよりは安いよね」と考えるんです。
人はお金を稼いで生きていかなきゃいけない。
安いスーパーの88円くらいのカフェオレにも、色んな人の人生がかかっている。
「安さ」を追求していくと、結局自分の首をしめる事になる。
吉野家とかも安さを追求しているけど、そこまでがんばらなくていいと私は思う。
吉野家はファーストフード系のお店だから、吉野家に求めているのは、
「普通のレストランで出されるよりも安い値段」なので、
少し安ければそれでいい。
必死にがんばって、血を流しながら赤字ギリギリまで下げなくてもいい。
無理なオペを組まないとやってられないのなら、それは商売が成り立ってないんだ。
吉野家の牛丼で例えるなら、「超高級店」→「高級店」→「普通のレストラン」とか「ファミレス」→吉野家のような「ファーストフード店」→スーパーやコンビニで自分で買う みたいな感じで、ステージを降りるごとに商品が安くなっていく。
安くなるのはいい。その分手間をかけなかったり人件費が安くなったりするから。
ただ、安さというのを同じステージのライバル店同士であまり競ってほしくないと思います。
例えば吉野家の牛丼が400円でなか卯の牛丼が420円だったとする。
それを「なか卯の方が安いからいいね!吉野家はもっとがんばれよw」じゃなくて、
「どっちもレストランで食べるより安いじゃん!」と考えた方がいいと思う。
どのステージの牛丼も人の生活を支えてるからさ、
必死になってまで安くしないでいいっていうか、そこそこでいいっていうか。
おわり。