小説「ハサミ男」2週目。
ネタバレのため空白。
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ハサミ男2週目。
あまりにも意味不明というか、
自分の中で視点の切り替えがうまくいかないので、
最初から
「わたし」=「安永さん(女性)」
として
小説を最初から読み直した。
周回ルートである。
読後。
あっあっあ~~~~
なるほどね!
バターを乗せたトーストとかオレンジジュースとか
朝食がオシャレなのは女性だったからか。
ついでによく見たら、煮物とかも食べてる。
佐々塚さんがやけに用件を言いつけたり挙動不審だったのは、
「安永さんが美人設定」だったからか。
デブじゃなくて「でぶ」、というのが一読した時も少し気になったが、
女性だったからか。
へ~~~~。
モヘアのセーターとか、やけに女性の服に詳しいのも女性だからか。
なんか読めば読むほど、
この「わたし」は女性にしか見えない。
最初に読んだ時は完全に男性に見えていたのに、不思議だ。
「どうしたんですか…」
↑こいつが日高さんか~!確かに気弱そうだ!
日高さんは、2番目の発見者ってことだね。
今まで遺体発見者は日高さんだけかと思っていたけど、
よく見たら太った男性と女性の2人が事情聴取を受けている。
すごい。
全く気が付かなかった。
最初から「わたし」=安永さんだと読むと、
問題の小節22からもすんなり読めた。
なるほど~。
ここで、安永さんは日高さんが犯人だと言ったのか。
そして犯行がバレたので、日高さんを殺害。
日高さん、本当にちょこっとしか出番なかったんだなあ。
結論。
ハサミ男は、2週目が面白い。
物語がすごくよく分かる。
1周目と全く別の視点から読むことで、
「わたし」が女性だという色んな
ヒントを見つけることができる。
面白い。
ハサミ男を読む方は、ぜひ2週目をお楽しみに。