「迷惑をかける」と「助けを求める」の違いは何か。
日本人に多い気質だと思う。
「人に迷惑をかけてはいけません!」は、子供の頃一度は親に言われた言葉だろう。
だが同時に
「困ったら相談すること!」は先生に言われたりポスターで見たりする事が多い。
この2つが同時に人の心に相談するから、
例えば「自分が死にそう」な時に
・救急車を呼びたい!
・でもこんな事で救急車を呼んだら迷惑なのではないか
という葛藤があり、
迷っている内に結局手遅れになって死ぬという事も日本人にはある。
では、「迷惑をかける」と「助けを求める」の違いは何だろうか。
それは、「自分の状態」と「相手がどういう存在か」によると思う。
例えば、死にそうな自分と、救急車。
救急車は病人やけが人を相手にする存在だ。
だったら、自分が具合が悪いとなれば問題なく頼っていい。
例えそれが人から見て軽症でも、それは「迷惑をかける」には当たらないと思う。
困った時に、「困った事を受け止める事ができる人・機関」を
相手にする事は迷惑にはあたらない。
だが、具合が悪くない人が話し相手を求めて救急車に電話すればそれは
「迷惑をかける」という事になる。
話し相手が欲しいならそれは
「カウンセリング」や「サークル」と言った機関がふさわしい。
大事なのは今の自分の状態をしっかり知る事と、
その状態を解決してくれる適切な機関を相手にする事だ。
終わり。